PaperCut Plus/MF 制限事項
以下の問題は既知の問題となっており現時点では使用上の制限事項となっております。
PaperCut Plus/MF 共通制限事項
1)対応プリンタ言語について
PaperCut は以下のプリンタ言語インタプリタを搭載したプリンタに対応しております。これらのプリンタ言語は日本市場で一般的に普及しているビジネスプリンタの大半に対応しておりますが、こららと異なるプリンタ言語インタプリタがプリンタに搭載されている場合は正しくページ数が取れない場合があります。
PCL-6, PCL-5c, PostScript Level3, ESCP, ArtEX, RPCS, LIPS-LX, RISO_GDI
京セラ、ブラザー製品などで、PostScript, PCL コンパチインタプリタ(BRScript、KPDLなど)を搭載している機種も基本的に動作するはずですが、純正品とのコンパチ度合により制限が発生する場合があります。プリンタカタログを参照の上、上記言語対応していることを確認していただく必要があります。特にPostScript, PCL はそれぞれAdobe、HPが純正となっており、コンパチインタプリタを使っているプリンタに関しては不具合修正は行いません。あくまで純正インタプリタで正しく動作することがPaperCutの設計条件となっております。導入前に事前テストを行うことを推奨しております。COSY社でもSIベンダ様からの依頼によるテストも行っております。(デモ機手配必要)また、導入実績プリンタについてお問い合わせいただけましたらCOSY社にて確認させていただきます。
2)大判プリンタに関する制限事項
大判プリンタはモデルごとに制御コマンドが異なっております。デファクトスタンダートとしてはHPGLがありますが、本来ペンプロッタの制御体系なので、カラーモノクロの概念がありません。(ペンを取り換えれば色が変わるため)機種によってもImprementationが異なる場合が多々あります。カラーモノクロの判別が出来ない場合があります。
導入前に事前テストをお勧めします。
PaperCut MF 制限事項
1)コピー機能のゼロストップ
デジタル複合機のコピー機能はCPUを介さず、DMA転送でデータを送っているため、複合機そのものが枚数をリアルタイムで検知できません。従って、PaperCutは残ポイントがゼロとなっても、即座に停止することが出来ない場合があります。
2)OCR機能(PCMF)
統合スキャン機能の設定オプションとして、OCR機能が有りますが、OCRエンジンそのもの性能、スキャン原稿の品質、スキャンテーブルに置いたときの傾きなど光学的影響で、正しく文字が認識されない場合があります。これはOCRソフト全般的に言える問題で、PaperCut MFにおいても100%文字認識率を保証するものではありません。PaperCut MFのOCR機能はスキャン文書をWindowsなどで、PDF文書を検索する場合のバックグラウンドキーワードリストとするためのもので、文字光学変換を目的としたツールではありません。