【現状】B株式会社はコロナ禍の影響により、テレワークを導入することになり、社員の業務用のパソコンをchromebookにすることにしました。 B社は国内に100以上の拠点を持っており、それぞれに複合機、プリンタが配備されています。一部の事業所ではGoogle のクラウドプリントを使って印刷しており、このクラウドプリントの仕組みも2020年末を持ってサービス停止となることが決まっており、2020年秋より対策検討を進めていました。 社員の端末を一元管理するという意味ではchromebookは非常に管理のしやすい良い端末であることであり、導入を決定しておりました。しかしながらそこで、大きな問題に突き当たりました。Google Cloud Print を使わずに、既存の複合機、プリンタに出力することが出来ない。複合機はICカードによる認証印刷を導入していたものの、chromebookからの印刷に対しては誰が印刷したかの情報が入らないため、認証できないという問題があることが分かりました。特に認証情報をプリンタドライバで設定している場合、chromebookではそのようなドライバが無いため、使いようがありませんでした。 |
【PaperCut 導入後】PaperCut MF のMobility Print機能を使うことにより、Chromebookから今まで使っていた各支店のプリンタ100台以上に問題無く出力できるようになっただけでなく、複合機のICカードによる認証プリント機能も使えるようになりました。 また、支店間で出張したときもそのまま持ち込んだchromebookからその支店のプリンタに何の変更操作もすることなく印刷できるようになったため、管理者がいちいちドライバを設定するなどの面倒な作業をしなくても、chromebookの利便性を100%活用することができるようになりました。 導入に要した期間は検証期間も含めても2か月で全社社員へのchromebookへの移行を実現することが出来ました。 注)本文はPaperCutの仕様を元に実際の使用ケースを想定して作成しております。 |