PaperCut MF を導入する場合、サーバースペックなどPC側のサイジングについてよく聞かれます。PC側のサイジングももちろん重要なのですが、採用するプリンタの性能や消耗品コストを考慮する必要があります。実印刷枚数に対してスペックの低いプリンタを導入した場合、処理スピードが追い付かない、紙詰まりを多発してしまう。などの問題が発生することになります。

＜PaperCut MF を導入されたユーザーから寄せられる多くの質問、問い合わせ＞

「このプリンタはPaperCut MFに対応していますか？」という質問に関しては、動作するかどうかは判断できますが、お客様の環境でうまく運用できるかどうかは別の話になります。特に大学のPC教室などでは、月間8000枚以上が印刷されます。プリンタの保証寿命が20万枚のプリンタであれば、25か月で寿命を迎えてしまいます。わずか２年です。当然、20万枚を寿命として設計されたプリンタは部品もそれくらいの稼働にしか耐えられない部品が使われています。寿命80％くらいまでいくと頻繁にローラーの滑りが発生し、紙詰まりも多発してきます。印刷失敗を繰り返すとその分、プリントキューに負荷がかかり、PC側のパーフォーマンスが低下します。